Illustratorファイルを激軽で保存したい

Adobe CS5シリーズの噂も聞こえる2010年春。バージョンアップのたびにアプリケーションと共にメタボ化するIllustratorファイルを何とかダイエットしましょう。

この巨漢Illustratorファイルの主な原因である内臓脂肪PDF互換ファイル情報。ファイル保存ダイアログでは、「PDF 互換ファイルを作成」オプションがデフォルトでチェックされます。
そもそもこれは、AcrobatIllustrator相互でファイルを取り扱う時に必要な情報なのですが、PDFファイルとしての取り扱いが必要なければ、このPDF互換ファイル情報オプションをオフにして保存するだけで、ファイルサイズを極端に小さく(例えば1/10程に)することができます。元に戻したければ、オンにして「別名で保存」するだけ。


ただ、残念ながら、Mac OS X 10.6 Snow Leopardで便利になった、Illustratorファイルのプレビューが表示されなくなってしまいます。
いちいち重たいIllustratorを起動しなくても、というよりIllustratorがインストールされていなくても!、おおよその中味が分かるので、操作や相手とのやり取りは非常に楽です。PDF互換ファイル情報が一緒に保存されたIllustratorファイルなら、Finderでウインドウの表示をアイコンやCover Flowにしたり、ファイルを選択してスペースバーを押すQuick Lookすればプレビューできます。PDF互換ファイル情報がない場合は、Quick Lookするとそれを知らせる情報が表示されます。


コンパクトなファイルサイズを取るか、ハンドリングが楽なプレビューを選ぶか、はその時次第で使い分け、と。